ISO9001 Q&A 

事例6(6.2 品質目標):全体目標と部門目標の関係について 「運用段階」

 ある施工業者さんでの品質目標の設定、管理のお話です。
会社には、営業部、設計部、工事部、総務部の4つの部があり、各部の品質目標達成状況はばらばら(当然ですが)であり、トップマネジメントは、全体の達成状況の傾向把握に苦労されておられました。
 そこで、部毎での重要度を決め、按分して達成状況を把握することにされました。つまり、各部の品質目標に影響する度合いを決め、按分することにしたのです。

 営業部2:設計部2:工事部5:総務部1の按分となっていました。

 つまり、各部の達成状況を5段階(5点満点)とし、それに、この按分比例をかけるのです。

  (計算式)
 達成状況 営業部は4 設計部は3 工事部は4 総務部は4

 その結果 4×20% + 3×20% + 4×50% + 4×10%
       → 全体 3.8(満点5)